10月のワークショップは、
「ゆびわゲームをつくろう」をテーマにした
こどものずうがくワークショップでした。
「ゆびわゲーム」とは
産の森の校長・大松が考案したカードゲームです。
素因数分解をシンプルな色とデザインで表現しており
遊び方も簡単で 子どもから大人まで一緒に楽しめます。
この日は年長さんから4年生までが参加。
大きい見本を使って説明しながら…
(実際は名刺大です)
グループに分かれて、自分のカードを作りました。
子どもがかずのグループごとに色分けをして
色鉛筆でぐるっと塗ったカード、とってもかわいかったです。
この後、短い時間でしたが
できたカードを使って皆で遊びました。
初めてする1年生の女の子もすぐにルールを理解していました。
帰ってからおうちで家族で楽しみました、というお声をたくさん聞いて
とても嬉しかったです。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
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ここで、少し産の森の数での「かずの授業」について
考えをお話させていただきますね。
まず、数は本来、コトバだと考えています。
赤・青・黄色…
色を見たことがなければ色の名前を表すコトバを使えないように
世の中にある、リアルな「数」に どれだけ触れるかが
数の学びの初めの一歩です。
それから扱い方を知り、法則を見つけ、自分なりの「数感覚」を作り出し、
上手に使いこなせるようになってほしい。
そのために、数への苦手意識を極力つくらないようなアプローチ、
数と仲良くなる、楽しいアプローチで
かずの授業をしています。
大人になったら 計算は正確さ・速さよりも
例えば買いものしてざっくり3,000円くらい、とか
車でだいたい2時間くらい、とか
そういう大雑把なセンスの方が大事だったりします。
色を覚えたり混ぜたりして 美しい、楽しいと感じるように
数を学んでもらいたいと思っています。
それで、産の森では 覚える→テスト、という勉強ではなく
クイズ→いろんな解き方→なるほど! の順番で
数を勉強するように計画しています。
ご興味のある方は授業見学もできますので
お気軽にお問い合わせください。
11月のワークショップは美術です。
美術も楽しいアプローチで世界に触れる時間になりますよ。
そして文庫もはじまります。(文庫は入場無料、出入り自由です。)
詳しくは前回の記事をご覧ください。
どうぞお楽しみに!